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2011年5月25日

A PIECE FOR GUITAR

ギターの生演奏を聴く機会がありました。
武満徹さん作曲の「A PIECE FOR GUITAR」



最初、曲名や作曲者に関しても何も言われずに聴くのですが抽象的な響き(うまく形容できませんが)のため「?、なんだろ、これ」という意識が働きました。

短い曲を少しずつ噛み砕いて、繰り返し繰り返し聴いていきます。
すると不思議に最初聴いた印象とは異なりイメージがなんとなく沸いてくる。

「?」は回を重ねると少しずつわからないものでも「○」「■」「▽」とそれぞれの人の心の中に浮きでてくる気がしました。

2011年5月20日

連続TV小説『おひさま』

ヒロインに井上真央さんによる好調なスタートを切った連続TV小説 『おひさま』 僕も古き良き昭和の風景を楽しみに見ています。
そのメーン・タイトルに、爽やかな信州安曇野に咲く清楚な草花をあしらったデザインによって使われてる書体。



朗文堂タイプコスミイク発売 『和字 Traditional 9』 収録の仮名書体 《和字 きざはし》だそうです。



以下引用:《和字 きざはし》は、『長崎地名考』(香月薫平 安中書店蔵版 明治26年11月11日)に使用された活字のうち、和字(ひら仮名とカタ仮名)の印影を丹念に標本採取し、あわせて、ほぼ同時代の活字摘要録『五号明朝活字書体見本 全』(東京築地活版製造所 明治27年)を補助資料として製作されています。
製作者は欣喜堂・今田欣一氏によります。復刻に際して今田氏は、この仮名書風の原資料との同一性に心がけたとしています。ただし、同一性にばかりこだわると、「ほ・え」などのひら仮名異体字(変体仮名)への対処に行き詰まりますし、「あ・お」などは時代性に合致しない形象になっていました。そこで《和字 きざはし》は、伝統のたかみにある和字の、現代におけるよき再生をめざして復刻にあたりました。その詳細は『Vignette 11 和漢欧書体混植への提案』(今田欣一 朗文堂 2003年12月12日)に紹介されていますが、ここではその《和字 きざはし》該当ページを詳細画像データでご紹介しています。

『和字 Traditional 9』では、やぶさめ、たかさご、ばてれん、げんろく、えど、はやと、きざはし、さくらぎ、ことのは、といった9つのひら仮名・カタ仮名専用書体が使用できます。日本語特有のひら仮名・カタ仮名。古き良き日本の表情を持っており、いつか使ってみたい書体です。