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2010年12月8日

橋本平八と北園克衛展 異色の芸術家兄弟


橋本平八と北園克衛展 異色の芸術家兄弟

世田谷美術館で開催中『橋本平八と北園克衛展 異色の芸術家兄弟』へ。

以下引用:
橋本平八(1897〜1935)は、1922年より日本美術院展にて発表し、独自の思想が表された木彫作品で注目を集めましたが、1935年に38歳の若さで亡くなりました。しかし彼の作品は、日本古来の精神性とも深く結びつき、彫刻に関する様々な問題を、今もなお私たちに投げかけています。
北園克衛(1902〜1978、本名:橋本健吉)は、1920年代より前衛的な詩人として活躍し、1935年に機関紙『VOU』を編集・発行します。さらに1960年代からは、詩作品と並行して、写真による詩<プラスティック・ポエム>を発表し、同時代の海外の詩人たちと活発に交流しました。
本展覧会では、最初期から晩年までの木彫作品約90点に未発表の画稿を多数加えて、橋本平八の作品世界を、ジョン・ソルト氏が所蔵する資料を中心に、書籍や書簡など約700点から北園克衛の多岐にわたる活動を、あわせてご紹介いたします。




兄の彫刻家、橋本平八。そしてVOUの主催である弟の北園克衛。この二人にクローズアップした展覧会です。橋本平八についてはほとんど知らない方でしたが彫刻作品は図録で見るより断然実物が迫力がありました。北園克衛によるプラスティック・ポエムなどの一連の作品は是非再度じっくりとみていたいと思っていたので今回の展覧会ではとても収穫があったように思います。詩の作品から装丁の仕事まで多くの作品を拝見し、北園克衛の多彩な仕事ぶりを感じることができました。また展示の空間や特設でつくられたインスタレーションの空間も北園ワールド。二人の生み出す独自の世界を味わってきました。



会期:2010年10月23日(土)~2010年12月12日(日)
会場:世田谷美術館 1階企画展示室

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