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2010年5月22日

GINZA GRAPHIC GALLERY

GINZA GRAPHIC GALLERY、Guardian Gardenの展示へ。


GINZA GRAPHIC GALLERYでは井上嗣也さんの『TALKING THE DRAGON』


Guardian Gardenのほうでは武田厚志展『Nombre-ノンブル-』

といった展示。武田厚志さんの展示タイトルは『Nombre-ノンブル-』というタイトルのようですが『Nombre』はフランス語では『数字』という意味のようです。数字をデザインし時間をテーマにしたオリジナルのカレンダー、そしてノンブルを思わせる武田さんの書籍のデザインの仕事をみられます。

2010年5月10日

書籍、線形代数学入門の装丁デザイン

連休もすっかり終わりましたね。

家の近所には大学があるのですが、休みもあけるととすっかり賑やかなムード。僕も大学時代は学校に行っては友人とよく他愛もないことを喋っていました。さて大学ということで以前、線形代数学入門(培風館)という教科書のデザインの仕事をしたことがあります。そのデザインを紹介させてもらいます。



以下引用『大学理工系の広い分野で利用できるような、線形代数の基礎的部分について解説した入門書である。
理論的な体系が失われないよう注意して具体例を織り交ぜながら説明している。独習にも役立つように初歩的解説からはじめ、飛躍がないように丁寧に数式を展開する。本文中の例題および節ごとに設けた演習問題と巻末の詳しい解答により、十分に実力を養成できる教科書である。』


教科書全体として理工系の初歩的な入門書という内容です。基礎的な数学書ということで淡いブルーとグリーンを使ったデザインにしました。テーマは関数なのでx、y軸といったイメージから正方形をモチーフに構成しています。数学を学ぶ学生さんが本書で数学の世界へ入っていけることができれば嬉しいです。

2010年5月6日

美篶堂まつり



お茶の水の美篶堂まつりに行ってきました。



美篶堂は製本を主軸に本にまつわる事を様々な角度から紹介されているお店です。

お店の中にあるギャラリースペース(現在はギャラリーは休館中とのこと)で開かれている展示会では面白そうな展示会が度々おこなわれていたので興味のある時にぶらり立ち寄る場所です。

今回開催されていた美篶堂まつりはお茶の水駅からすぐの湯島聖堂にて行われていました。湯島聖堂には一度も入館したことがなかったのですが、とても気持ちがいい場所でした。かなり大きな孔子の像も迫力がありましたね。
それから、堂内の斯文会館というスペースへ。入り口を抜けると珈琲のいい薫りが。どうやら手作りの珈琲屋さんが出店している模様。ほっとした気持ちになりました。思ったよりも多くの人が訪れてきており熱気ムンムン。

メイン会場にて行われている製本のワークショップのようなものが行われていたので、その教室のようなイベントを少し聞く事に。生徒さんのような方々が製本の先生のお話を楽しそうに聞きながら製本を学んでいるような感じでした。僕が見たのは、和装本を麻の葉綴じをされている行程の所でした。なかなか拝見できない職人的な仕事なので興味深く拝見しました。以前、美篶堂ギャラリーでお話を伺ったスタッフさんもいたのですがとにかく大忙し状態のようで、ここは話かけずにひとまず他のスペースを散策に。

どれも素敵な展示でしたがその中でも八朔ゴムはんの片岡知子さんのはんこの作品、イラストレーターの波多野光さん、それと欧文の活版印刷会社「嘉瑞工房」のスペースは個人的にいいなあと思い作品や商品を眺めてました。「嘉瑞工房」のスペースでは僕と同世代くらいのお客さんが高岡さんに質問をされており和気あいあいとした雰囲気でした。やっぱり活字はかっこいいなあと思いながら色々物色しました。

連休ということもあり楽しく展示を観ることができました。美篶堂に訪れる人達の表情が活き活きしてたところも良かったな。


地元の駅につくとこれまたお祭り。ドドーンと大きな太鼓の音!



心臓に響くような音ですよね。ぶらりとお祭りムードを味わってから帰宅しました。

連休最終日はまつり一色となりました。