2010年4月23日
ぶらり展示まわり
銀座gggにて行われているTDC展 2010へ行ってきました。
TDC展はタイポグラフィー主体のテンションの高い仕事を一同に見ることができる貴重な展示です。(なのでこの展示は毎年行っているように思います。)
会場では専門学校生の団体さんのようなお客さん大勢が観覧していました。メモなどを熱心に取っている若い方等、熱気に包まれていました。
今回の受賞者の作品の中ではRalph Schraivogel氏(スイス)の ポスター「EVIL-LIVE」が非常にインパクトがありました。インターネットでのビジュアルコミニケーションが増えている中、シンプルに印刷されたポスターが光っていたように思います。シルクスクリーン印刷のシンプルなプリント手法もこの作品の持ち味を最大限に見せている気がしました。(造形的にも美しく、ポスターの近くに寄って見てみた文字のベタ面の輪郭の形がとても心地よかったです。)
そして書体部門での藤田重信氏の「筑紫書体(筑紫オールド明朝+筑紫丸ゴシック)」。
これもまた非常に美しい作品でした。なかでも丸ゴシックが個人的に好きですね。様々な印刷媒体で目にしますが本当にきれいでした。是非使ってみたい書体です。
その後、MATSUYA GINZAで開催中のゴーゴーミッフィー展へ。
こちらは圧倒的に女性客の多い展覧会でした。お子さん連れのお客さんもいて展示会全体がほんわかムードでしたね。
僕はブルーナさんを好きになったのは大学を卒業してからです。色々な作品に触れる度にますます好きになっていますね。
今回の展示ではミッフィーが生まれる前のデザイナー時代の作品から初期のミッフィーの原画(これがとても美しい原画でした)も観ることができました。一つ一つ丁寧に描かれている線は原画で観るとブルーナさんの筆圧や息使いがきこえてくるような気がしました。ちょっとしたミッフィーの感情の動きがすごく伝わってきて、なんだかやさしい気持ちになっていきました。
展示会場の中では小さな子供達が楽しそうに見ています、それがまたすごくいい雰囲気。作品を観ながら僕も童心に帰っていく思いがしました。なにより子供達の喜ぶ顔はやっぱりいいですよね。もうすぐゴールデンウィークなので、小さなお子さんがいる方はきっと幸せな気持ちになれる展示です。是非、足を運んでみてください。
『うさこちゃんとどうぶつえん』
原画 1963年
Illustrations Dick Bruna © copyright Mercis bv,1953-2010
www.miffy.com
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