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2010年10月14日

「手塚治虫を装丁する」展


竹尾 見本帖本店にて開催中のBook Scape(本の風景)30 カヴァーノチカラ4 「手塚治虫を装丁する」展に伺ってきました。
漫画家「手塚治虫」の作品の中から10作品を選び、そのビジュアルを使用して1作品ごとにそれぞれ9名の協会会員がオリジナルブックカヴァーをデザインされているといった展示です。
テーマごとにそれぞれに異なる10種類のファインペーパーを用いられているのでファインペーパーの風合に触れることもできます。(この展覧会のために作られたオリジナルの図録が展示されており手に取って印刷された装丁カヴァーを実際に触れて拝見することができました。図録デザインは、小川航司さんによるものです。)

場所:「手塚治虫を装丁する」展
    竹尾 見本帳本店2F
会期:11月19日(金)迄です。

2010年10月12日

三原色とオブジェ



渋谷にある東塔堂に。羽原肅郎氏の個展「三原色とオブジェ」に伺ってきました。静謐で美しい三原色の作品群です。

以下引用:
純度の高い色彩が、並べられたり、交わったりしながら、新たな色をつくり、また新たに独立してゆくような、リズミカルなグラフィック。また、マックス・ビルやジョセフ・コーネル、マルセル・デュシャンといった美術家たちへの、尽きない思慕の念を素材につめこんだ、ユニークなオブジェ。いずれの作品も、古くからの知己にそっと耳打ちされるかのような、近しさや、幸福さに、満ちあふれています。この機会にぜひご覧ください。

会期:2010年10月11日[月]→ 11月6日[土]時間:12:00 - 20:00 [日曜休み]

2010年10月6日

文字の研究‥其の三

NEUT.002で制作をしたその後に描いてた、個人的なつくり文字のことです。

書体にはよくファミリーで見本として掲載されているものがあります。(文字の骨格を基にグラデーションのように太らせていくような見本)ファミリー構成している見本なのですが、なにか絵としてひっかかりがありました。(図例:ユニバースの見本ですが見ていると『U』の図形の中へ『u』が入っていくように見えました)



多くの書体には骨格があり、その骨格をベースにファミリーとされています。書体の中にはそれぞれ鉛筆の芯のように骨格が埋まっていると考えると、なんだかいいなあと思いました。ある形のなかにもう一つの形がある、そんな興味から文字の構成エレメントをスケッチしてみることに。基本的なパーツとしては円弧や直線。その中に骨格となる芯が埋まっているようなイメージで文字作りのスタディーを始めていきます。(図例:『S』型のバナナのような図形をめくると細い『s』型のような図形が埋まっているイメージ)


文字の中から芯のようなものが見え隠れするように構成されたエレメント。それをベースに文字を起こしていきました。『文字の内側』が漠然とした起点です。恐竜が化石となって地層からでてくるように、エレメントパーツ自体に骨格の芯が見えるような文字。そして文字がグラフィックデザインとしてもみられる描き文字。そんなことを考えながら制作していきました。



この文字を作っていた頃、ASYL主催の佐藤さんが企画されていた馬喰町にてTDB-CE(現CET)という、街をデザインするという企画をしていた頃でした。(馬喰町の問屋街にある複数の空きビルのスペースをギャラリーとして再利用し、街を活性化するという試みのイベントです)その流れで空きビルの空間を使い、制作していた描き文字グラフィックを発表してみようということに。

空きビル。それを今度はグラフィックと空間での展示。それにコンセプトは内側に芯(骨格)のある描き文字です。
まず、空間のイメージですが『文字の内側』を発起点として形作っていったものでしたので海底や地層といったようなイメージにしました。蛍光灯を地面に設置し、『内側に入ったような空間』を演出しています。そして天井と床の色を分け地層の間のような展示空間にしました。


展示する文字のヴィジュアルは文字の中の骨格からスタートしたということでポスターに白い中心線の入ったものに。それを地に設置した蛍光灯の上に浮いているように展示しています。(図例:蛍光灯による透かしの効果で文字が浮かび上がるようなポスター)


展示名は文字の骨格からスタートした描き文字の制作でしたので『字の中』としました。

書体のファミリー見本の図の興味から始まり、グラフィック、そして空間へと繋がっていく面白い文字の研究となりました。

デザインの現場『NO.150』新しいデザインの授業より(写真左)
右写真:Paul Davis
中上写真:平野治朗真鍋大度


そして大学の後輩の子達、またインターンとしてお手伝いをしてもらった多くの方々に多大なる感謝の展示でした。(上記イベントCET2010は10/22~11/07に開催のようです)

2010年8月8日

シャガール・ロシアアバンギャルドとの出会い

「シャガール・ロシアアバンギャルドとの出会い」展が上野の東京芸大美術館で開催されています。フランスで活躍した巨匠マルク・シャガール(1887〜1985)の作品を故郷ロシアの同時代の絵画と対比をしながら作品をみることができます。


「日曜日」
明るい色彩が、亡命先のアメリカのから第二の故郷パリに戻ったシャガールの弾む心を伝えるようです。



個人的にはカジミール・マレーヴィッチに基づく「アルファ」「ゴタ」「ゼタ」等による、石膏のアサンブラージュの作品に興味がわきました。

色鮮やかな作品の数々、ぜひ本ものにふれてみてください。

2010年8月6日

するところ新聞


「するところ新聞VOL.2」が送られてきました。「するところ」とは港区芝浦に本社を置く株式会社広告製版社様が地域共生型プロジェクトとしてスタートさせた活動だそうです。

『子供達にアートに触れる機会を持ってほしいということ,地域の方に交流のスペースとして利用してもらいたいということ,学生やクリエイターに印刷の可能性を再発見してほしい』等、多種多様なテーマで活動をされている場所のようです。
僕も以前「するところ」では「印刷機を見よう」というワークショップへ参加し、普段見ることができない印刷の仕組みを見ることができました。改めて印刷の再発見ができたような気がします。
また、子供達の気持ちに積極的に応えようとしている場所なのでとてもオープンで前向きな空気が流れてる場所でもありました。

さて、今回頂きました、『するところ新聞VOL.2』ですが活き活きとした子供達の写真がとても印象的です。デザインも伸び伸びとしており見ているだけで楽しくなりました。

これからも様々なワークショップを行われていくそうです。物造りをされている方、お子様と一緒になにかをしたい方、アートに興味のある方、、きっと多くのことを学べるような場所です。興味のある方は是非。