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2010年4月5日

しみじみとした針金文字


以前、録画をしていたブックデザイナー鈴木成一さんの情熱大陸を久しぶりにみました。(鈴木さんの仕事は誰もが一度は目にしていると言えるほど数多くの装丁をされています)
中でも本の世界感が如実に表現されているタイトルの文字、背景となるイラストレーション、写真などが作り出すデザインはなにか物として色気のようなものを感じます。
情熱大陸では、豊島ミホさんの『檸檬のころ』を装丁がメインでした。
タイトルの文字の制作の行程で鈴木さんは『針金を伸ばして、、しみじみした感じ。。』といった感覚的なイメージでアシスタントの方とやりとりされて、徐々にデザインが浮き上がっていくといった内容。これを観て、改めて『檸檬のころ』を一回読みたくなり図書館にて借りてきて読むことに。
読了後、見返して。背景となる小林愛美さんのイラストレーションとタイトル文字が微妙な匙加減でピタリと内容が浮き出ており改めて装丁の凄みを感じました。

さて、次はなにを読もうか。

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